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最近、たばこ1箱が1,000円になるという話をよく耳にします。

単純計算で9兆円、禁煙者を差し引いても4兆円の税収増になると、
日本学術会議は試算していますが、京都大学大学院の依田教授は、
税収増どころか最大で1.9兆円の税収減になる可能性を指摘しています。

今年の6月19日(木)の超党派の「たばこと健康を考える議員連盟」
(共同代表:中川秀直自民党元幹事長、前原誠司民主党副代表ら)
の会合にて「1箱1,000円→約4兆円の税収増」との試算が示されました。

この試算に異を唱えているのが、たばこの値上げと喫煙の関係について、
以前から研究している京都大学の依田教授でした。

同教授によると、
仮に1,000円になった場合、ニコチン依存の強い人でも91%、
喫煙者全体では97%が禁煙を考えるそうで、
もちろん全員が禁煙に成功するとは限りませんが、
06年7月に10円から30円値上がりした際に行った追跡調査では、
禁煙成功率が54%であることなどを分析すると、
最大1.9兆円の税収減になってしまうとのことです。

税収の増減ばかりが争点になっているようですが、
禁煙に伴うがん罹患率の減少による医療費の削減効果、
たばこ用のポイ捨ての激減によるゴミの削減効果、
未成年者の禁煙の完全実施による健全効果など、
付帯的な効果は数多くあると思いますので、
もっと幅広い視点でこの問題を検討してほしいと思います。

過去の記事:
たばこ離れは進んでいる?
たばこ税とたばこ価格と喫煙者数と(I)
たばこ税とたばこ価格と喫煙者数と(II)

Yahoo!ニュース:たばこ1000円で本当に増収? 最大1.9兆円の税収減説も
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080626-00000003-jct-soci

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