2007
Mar
24
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当座預金の決算整理仕訳【第116回以降】
帳簿上の当座預金残高と実際の銀行当座預金残高とが
一致しない場合、決算整理仕訳の必要が生じます。
(検定第3問関連)
次の2パターンの応用になりますので、絶対おさえてください。
(A) 未渡小切手:
小切手を振り出したが、相手方に渡していない。
(B) 通知未達 :
銀行での入出金が行われたが、当方にまだ通知されていない。
以下、早速例題です。
<例題>
次の取引について仕訳すること。仕訳が不要の場合は、
仕訳不要と記述すること。
「資料」
当社の3月31日現在の当座預金残高は¥200,000
銀行からの残高証明書の金額は¥400,000であった。
不一致の原因を調査したところ、
下記のことが判明したものである。
1.3月31日に現金¥200,000を当座預金として預入れたが、
銀行では4月1日に預入れ処理された。
2.仕入先○△商事への買掛金支払のため、
小切手¥110,000を振り出したが、
まだ、相手方に渡していない。
3.仕入先◇×会社への買掛金支払のために振出した
小切手¥150,000が、
まだ、銀行で取立てられていなかった。
4.得意先■●商店より、売掛金支払のため、
当座預金口座に¥140,000が
振り込まれたが、当社には通知が未達となっている。
一致しない場合、決算整理仕訳の必要が生じます。
(検定第3問関連)
次の2パターンの応用になりますので、絶対おさえてください。
(A) 未渡小切手:
小切手を振り出したが、相手方に渡していない。
(B) 通知未達 :
銀行での入出金が行われたが、当方にまだ通知されていない。
以下、早速例題です。
<例題>
次の取引について仕訳すること。仕訳が不要の場合は、
仕訳不要と記述すること。
「資料」
当社の3月31日現在の当座預金残高は¥200,000
銀行からの残高証明書の金額は¥400,000であった。
不一致の原因を調査したところ、
下記のことが判明したものである。
1.3月31日に現金¥200,000を当座預金として預入れたが、
銀行では4月1日に預入れ処理された。
2.仕入先○△商事への買掛金支払のため、
小切手¥110,000を振り出したが、
まだ、相手方に渡していない。
3.仕入先◇×会社への買掛金支払のために振出した
小切手¥150,000が、
まだ、銀行で取立てられていなかった。
4.得意先■●商店より、売掛金支払のため、
当座預金口座に¥140,000が
振り込まれたが、当社には通知が未達となっている。
当座預金残高 + 未渡小切手(2) + 当座振込通知未達(4) 修正後残高 | 200,000 110,000 140,000 450,000 | 銀行証明書残高 + 締め後入金(1) - 未取付小切手(3) 修正後残高 | 400,000 200,000 150,000 450,000 |
と整理できるようにしましょう。
修正後残高が同額になるということが重要です。
問題によっては、逆に未渡小切手の額を求めさせるものもありますので、
上の表を即座に整理できるようにします。
そして、
当座預金残高の加減算事項
を決算整理することになります。
<解答>
1.仕訳不要
2.(借)当座預金 110,000 (貸)買掛金 110,000
3.仕訳不要
4.(借)当座預金 140,000 (貸)売掛金 140,000
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