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トップページ簿記試験解答の極意> 手形の評価勘定法と対照勘定法【第116回以降】
手形を手形を割引又は裏書する場合の記帳の仕方には、
【評価勘定法】と【対照勘定法】があります。

1.評価勘定法
  割引手形(裏書手形)勘定を増加させることで、偶発債務を表します。
  決済時において、受取手形勘定を減少させます。

2.対照勘定法
  最初受取手形勘定を減少させ、
   (借)手形割引義務見返(手形裏書義務見返)勘定
   (貸)手形割引義務(手形裏書義務)勘定
  という一対の対照勘定を用いて、偶発債務を表します。

※受取手形の減少時期の違いをおさえることが重要です。
  対照勘定法義務と見返の対称(ペア)からなるが、
  義務(負債)が生じたのは、受取手形を回収済みとして整理した
  からなんだと理解するようにして下さい。
  この逆から、評価勘定法では、決済時に受取手形の処理を行います。

偶発債務とは、_〆(・ω・)
 現在は債務として未確定だが、将来、一定の条件が発生した場合に、
 債務として確定する可能性があるものをいいます。

また、手形を割引(裏書)する場合には、
手形が無事決済されるまで手形の譲渡先に対し、
保証債務(受取手形遡及義務)を負うことになりますので、
保証債務費用(時価)を計上する指示があれば問題文に従ってください。
・保証債務費用の計上時
 (借)保証債務費用 ○○○ (貸)保証債務 ○○○
・手形の決済時
 (借)保証債務 ○○○ (貸)保証債務取崩益 ○○○

以下、早速例題です。

<例題>
次の取引について、評価勘定法と対照勘定法とで仕訳すること。
1.手持ちの約束手形¥100,000を取引銀行で割引き、
  割引料¥1,000を差し引いた手取額を当座預金口座に入金した。
  なお、保証債務の時価は手形金額の2%である。
2.1の手形が満期日に決済された旨の連絡を受けた。

<解答>
【評価勘定法】
1.
 
 
(借)当座預金
   手形売却損
   保証債務費用
99,000
1,000
2,000
 (貸)割引手形
 
    保証債務
100,000
 
2,000
2.
 
(借)割引手形
   保証債務
100,000
2,000
 (貸)受取手形
    保証債務取崩益
100,000
2,000

【対象勘定法】
1.
 
 
 
(借)当座預金
   手形売却損
   手形割引義務見返
   保証債務費用
99,000
1,000
100,000
2,000
 (貸)受取手形
 
    手形割引義務
    保証債務
100,000
 
100,000
2,000
2.
 
(借)手形割引義務
   保証債務
100,000
2,000
 (貸)手形割引義務見返
    保証債務取崩益
100,000
2,000

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